近年、内視鏡技術の発達により、各分野で低侵襲な内視鏡手術が普及しています。内視鏡手術では傷を最小限にできるうえ痛みが少なく、日帰り手術も可能となっています。耳科分野における内視鏡手術は、大学病院など全国でも有数の施設で導入が始まっています。
耳内視鏡手術について
耳内視鏡手術のメリット
- 身体への負担が少ない
- 日帰り・短期間入院で手術が可能
内視鏡下耳科手術の利点は、まず身体への負担が少なく傷口がほとんど目立たないことです。耳の後ろを切ったりせず外耳道の穴から内視鏡を入れて手術するので、大きな切開の必要がありません。
もう一つの大きな利点は、日帰りあるいは短い入院期間での手術が可能であることです。従来の方法では、場合によって大きく切開したり耳の後ろの骨を大きく削ったりする必要があり、傷の管理のため基本的に約2週間の入院が必要でした。耳内視鏡手術では長い入院の必要はなく、生活への負担も最小限にすることが出来ます。
耳内視鏡手術には高い技術が必要であり、現在日本国内で実施している施設はまだまだ少数です。年間1,000件以上の内視鏡手術実績のある当院では、経験豊富な執刀医の熟練の技術によりこれを実現しています。