聞こえが悪い

聞こえが悪い症状は、難聴と呼ばれており、音や声などが聞こえづらくなる状態です。
病気によっては高い音域が聞こえづらい場合と低い音域が聞こえづらくなる場合があります。

考えられる病名は?

基本的に難聴として多く考えられるのが中耳炎の症状で、次に考えられるのが内耳障害によるもので、老人性難聴やメニエールなど、そして突発性難聴などが挙げられます。
そのほかにも耳管狭窄症、耳硬化症、外耳道炎、外リンパ瘻などによって生じることもあります。

原因としてなにが考えられるか?

難聴の原因は、耳垢が溜まって外耳道を塞ぐことにより聞こえが悪くなってしまうケースもあります。
虫やゴミなどのような異物が入ることで聞こえづらくなることもありますが、取り除けば問題ありません。
また、ライブ・コンサートといった大音量の音楽などを聴いた後にも耳が聞こえづらくなることがあります。
この場合、内耳にある蝸牛という器官の感覚細胞が大きな音によってダメージを受けたことで起こるもので、できるだけ早めに治療を受けることで改善することができます。
耳かきで鼓膜を誤って突いてしまうことや、ボクシングなど耳を殴られることで鼓膜が損傷して聞こえが悪くなることもあります。
また、通常耳の中の気圧は外の気圧と同じに保たれているのですが、飛行機の離着陸のときやスキューバダイビングなどのような場面で急激に外の気圧に変化が生じてしまうと、変化に耳の機能が付いていくことができなくなり、気圧差が身体の内側、外側に生じてしまいます。
これによって高い音の耳鳴りがする場合や耳が聞こえづらくなるケースもあります。
さらには加齢に伴い、内耳の機能が老化することもあり、耳が聞こえづらくなります。
しかしこれは異常ではなく誰でも起こり得る老化現象と捉えて問題ありません。
さらに突発性難聴、メニエール病なども挙げられます。
これらにはめまいや耳鳴りなどの症状も伴い、精神的なダメージも大きいです。

病気への対策とは?

①慢性中耳炎

慢性中耳炎
慢性中耳炎は中耳に対して慢性の炎症があるため、鼓膜は開いている状態となり、ひどいケースになると鼓膜がないケースもあります。
慢性中耳炎は長年にわたって耳垂れが出て耳の聞こえが悪くなる難聴が主な症状です。

・対策
鼓膜が開いているまたはない状態なので、耳の中に水が入ることで感染を起こしてしまうと危険です。
そのため、耳のカバーをすることや耳栓などをつけて入浴してもらいます。
手術を行うことで鼓膜の穴を塞ぐことができ聞こえも次第に治癒していき、耳垂れが出なくなることもあります。

②突発性難聴

内耳による障害であり、神経の聞こえが悪くなる病です。
はっきりとした原因は不明ですが、ストレスやウイルスが原因ではないかと考えられています。
ある日突然聞こえが悪くなってしまい、中にはめまいを同時に起こすケースもあり、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
軽度の場合は聞こえが悪いというより耳が塞がったような感覚になります。
突発性難聴はメニエール病とは異なる点として1回なると二度とかからないというのが特徴です。

・対策
安静にすることと、ステロイドの内服や点滴によって治癒していきます。
基本的に早期に治療を始めないと治療が遅くなるほど治癒しづらい病で、発症してから1ヶ月も経過すると聴力がそのまま固定してしまう恐れがありますので、すぐに医師にかかることが必要です。
ひどくなると入院が必要となり、安静な生活と点滴加療で様子を見ます。

③メニエール病

内耳のリンパ液が増加したことにより起こる病です。
しかしこのリンパ液が増加する原因はまだ解明されていません。
突然聞こえが悪くなる場合やめまいを伴う病気で突発性難聴と症状が非常に似通っています。
メニエール病の場合はこの症状を1度起こすと何度も再発する可能性があります。

・対策
リンパ液のむくみを取る利尿剤による治療が行われます。
難聴がひどい場合には、安静にした上でステロイドの内服や点滴を行って治療します。

④老人性難聴

老化現象の一つで加齢に伴ってだんだん聞こえが悪くなっていく状態です。
音声は聞こえるのですが、何を言っているのか分かりづらくなるという点もこの老人性難聴の特徴の一つです。

・対策
神経が悪くなるために現代の医学では治療は困難で、補聴器でカバーして対処していきます。
耳鼻科にかかるか耳鼻科の補聴器外来などに行くと良いでしょう。

⑤真珠腫性中耳炎

慢性中耳炎の一つで、難聴や耳垂れが起こる場合やめまいが起こるケースもあります。
表皮が鼓室の中に入り込み、周囲の骨を壊しながら大きくなっていきます。
初めは慢性中耳炎と症状は同じですが、次第に臭い耳垂れに変わっていき、この頃にはひどい難聴に悩まされるようになります。
骨の破壊の程度によっては頭痛やめまい、顔面神経麻痺の症状が現れます。
さらには髄膜炎や脳腫瘍にまで進行する可能性があり、早めの処置が必要です。

・対策
耳鼻科で診断されたら、外耳道から取れる限りは外来処置で済ますことができますが、奥に進んでいるものや大きなものについてはすぐに手術で治療を行います。

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